Q「アライナーをつけると痛くて嫌になります。この先、続けられるか不安です。」
こんにちは、河原町歯科医院 院長の太田です。
これから毎月、インビザラインに対する患者の方からのご質問にお答えしていきたいと思います。第一弾は、矯正中の痛みに関するご質問です。
インビザラインはワイヤー治療と比べ痛みの少ない治療法ですが、中には痛みを訴えられる方もいらっしゃいます。
矯正治療に関しては歯が動いている以上、痛みは出るものなので、どうしても避けられない問題です。
なので「我慢してください」と言ってしまえばそれまでですが、それでは無責任です。
今回はいくつか考えられる方法を紹介いたします。
1.痛みを抑える
いくつか痛みを抑える方法があります。
①光加速装置を使う
当院で患者様に紹介させていただくこともありますが「オルソパルス」や「PBMヒーリング」という光加速装置があります。
これは、微弱な近赤外線を歯茎に当て続けることで代謝を促進し、矯正の速度を早めることができる装置なのですが同時に痛みを和らげる作用もあります。
矯正とは別料金になってしまいますが、利用されている方も多いです。
②治療を一旦止める
痛くて耐えられない方には、痛み止めを処方していますが、副作用もあるため、あくまで一時的なものです。どうしても耐えられないという場合には、治療を一時的にストップさせることも考えられます。
具体的には次のアライナーに移すのを遅らせるといった処置です。
その分、治療に遅れは出てしまいますが、続けられないと意味はないので、そういった場合もあります。
痛みを強く感じる場合は、あまり我慢しすぎず自身の担当医の先生にご相談ください。
2.モチベーションを保つ
精神論になりますが、やはり「痛み」を乗り越えるには理想の歯並びになりたいというモチベーションが必要です。
患者様がモチベーションをどのように保っているのかお聞きしたことも含めて、紹介します。
①これまでの歯型や以前の歯並びを見る
最初のアライナーを取っておいて、定期的に見返すことがモチベーションにつながるという方がいらっしゃいました。
矯正はある程度の時間はかかりますが、やはり確実に歯が動いてきます。
矯正を始める前と始めてからでは矯正が完了していなくとも大きく歯並びが変わってくるのを実感できるはずです。
特にそれが顕著に表れるのが、アライナーです。
始めた当初のアライナーと現在のアライナーを比べるとどれだけ歯並びが変わってきたのか、実感できます。
②理想の歯並びをイメージする
また、理想の歯並びをイメージすることもモチベーションを維持する上で効果があります。
SNSで他の人の矯正に成功した事例を見て勇気をもらっている方もいらっしゃるそうです。
芸能人などでも矯正をして明らかに変わられたなという方はいらっしゃいます。
もちろん美的な基準はそれぞれですが、やはり綺麗な歯並びが笑顔への自信や人前での態度にも影響を与えるのは事実だと思います。
自分の理想の歯並びや笑顔をイメージすることで矯正治療を乗り切るモチベーションが湧いてきます。
3.終わりに
これまで当院で痛みが酷くて治療をやめたという方はいらっしゃいません。
痛みに関してネガティブな感情もあるとは思いますが、みなさんが痛みと上手に付き合って、理想の歯並びを手に入れられることを願っております。
また、スタッフ一同これからもそのお手伝いをさせていただければと思います。
河原町歯科